知っておきたい、アンティーク調家具とアンティーク家具の違い

アンティークの家具は、デザインが上品かつユニークなものが多いですよね。元々高級家具としてオーダーメイドで造られているため、ほとんどが1点もので、デザインは似ていても同じ風合いのものはありません。また、製造から100年経過したものが「アンティーク」と呼ばれるため、使われた木材や製造された国によって、多種多様な色合いが生まれるのです。年代物としても、家具としても、貴重なものですよね。それに対し、「アンティーク調」と言われる家具があります。素人目では違いが分からないほど精巧なものから、単にアンティーク家具のデザインを模したものまで様々です。

しかし、アンティーク調家具は見た目はアンティーク、中身は新品という違いがあります。本物のアンティーク家具と比べると値段が安く、アンティークの雰囲気を味わいたい人向けのものです。ただ、職人が作るアンティーク調家具は、本物のアンティーク家具に引けを取らない作りです。 アンティークと呼ばれる家具たちは、1900年代初頭に製造されたものが多く、それより古いものは美術館展示レベルになります。アンティーク調家具の中には、その当時の技法と材料を揃えて作っているものもあり、重厚かつ高級な出来栄えに仕上がっています。

また、アンティーク調家具の良い点としては、現代家具と同じ扱いでもOKなところです。本物のアンティーク家具は熱や水に弱く、定期的にメンテナンスをしなければなりません。さらに、現代は塗装用品などが発達していて、普通の量産品の家具をDIYでアンティーク調に手作りすることも可能!マホガニーやウォルナット、チークの色を再現できるのです。ですがさすがに丸みを帯びた猫脚や、手の込んだ彫刻を作るのは非常に難しく、やはり職人の手により再現せざるを得ません。ここもアンティークとアンティーク調の違いの一つと言えるでしょう。

しかし、その技術を逆手に取って、アンティーク調家具をアンティーク家具として売る業者も中にはいます。アンティーク家具を買ったつもりが、製造から1年も経ってないアンティーク調家具だった、なんてこともあります。そのため、本物のアンティーク家具を購入する時は、まず製造年代を確認するようにしましょう。 素晴らしい職人が作るアンティーク調家具は見た目は確かに勝るとも劣りませんが、歴史が決定的にありません。

また、マホガニーの最高の色は、アンティーク家具になる100年を経過しないと出ないとも言われています。その熟成された風合い、使い込まれた歴史、家具が過ごした時間こそが、アンティーク家具の最骨頂と言えるでしょう。

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